最近のSNSの運用教室①

目ヂカラが強すぎて最近はダテメガネをかけていい人感出そうとしてる渡辺だ。
今日はちょいとビジネスの実践っぽいこと書いちゃうよー

準備はいいか?

実戦用じゃなく「運用に関する考え方」。

前回、ちょいと「最近のSNSについて思うこと」としてひっさしぶりに記事を書いてみました。

そこでは10数年以上様々な企業様相手にコンサルを続けてきた中での僕個人の最近SNS周りで言われていることに関して思うことをダラダラと書いており。

流石に「んじゃ今現在の運用のことでもついでに書いちゃおうかね」ということで今回は「最近のSNSの運用について」書いちゃいます、押忍。

でも今回は実戦的な運用方法というより「まあ以前と違い今はこういう運用の考え方もあるよね」という感じの内容でーす。

そう。

実戦で即使えるようなマニュアルではなくて「考え方」です。

※先ほど記事を書き終わっのですが書ききれないことが多かったので次回はちょいと実践的なことを書こうと先ほど決めましたw

今回特定のSNSについてのお話ではなく、平均的なSNS全体を想定して書いてます。

それでは始めましょう。

「1:1をN回繰り返す」という考え方

SNS(特にビジネスでの運用で)って

「1回の配信で多くの人に見てもらえる(チャンスがある)んだろう!だからやっぱりすげーよなっ!」

とか印象ある人、前から多いと思います。

要はこれは「1:N」という考え方だ。

※Nとは統計学とかで使う言葉で母集団を意味しますがここでは「大きな数」的なイメージでいいかと思います。

でもね。

最近ではこの考え方ではなく

「1:1をN回繰り返す」

というSNSの運用方法が目立ってきていると思います。

んじゃ「1:1をN回」ってどういうことよ?

それはね、ざっくり要約すると、

「フォロワーやTL外の1人1人とのやりとりを何回もやり続ける」

ってこと。

運用方法で例えるなら、

・コメント(リプ)に対してしっかりコメントを返していく

・フォローされたらフォローする

・DMで挨拶する

とかとか。

もちろん

・自分からコメント(リプ)しにいく

ことも含める。

シンプルにいうと

「フォロワー(未満も含む)との距離をもっと近くしていく」

ってことだ。

目の奪い合いも限界なのよ

近年はSNSを使っている人口も年々増え、様々な種類のSNSチャネルも増え、ビジネスとして活用する企業も増え。

ってことは毎日配信される記事数がすげー増えてしまったってこと。

ってことは自分が配信した記事が他の人の投稿で埋もれてしまう、もしくは表示されない可能性が増えたってこと。

でも人間には目玉は2つしかなくて。

そして人間がSNSを見るための1日の時間は限界があり。

しまいにゃ目の奪い合い競争でもう空いているのは耳(voicyとかね)だということで耳の奪い合いになってるし。

ね。

そしてこれからも増え続けるSNSの配信記事の中で、他の投稿に埋もれずいかに多くの人の目に留まってくれるようにするかってすげー大事だと思いません?

そして不特定多数ではなくて「自分や自分の商品やサービスに興味を持ってくれそうな人たち」に少ない人数だとしても的確に表示されたいと思いません?

そうなるとやっぱり1:Nではなく1:1をN回繰り返す、って考えが最近特に必要になってるんではないかと僕は思ってます。

余談ですがインフルエンサーたちもどんどんインフルエンサーが増えてしまったおかげでステージの奪い合いになってるというか共食いになってるというか。。

結局1:1をN回繰り返すとどうなるねん。

では1:1をN回繰り返すとどうなるのかっていうと。

ちょっとここで一度立ち止まります。

まず一度ここで整理したいのがSNSを特にビジネスとして目的(ブランディングやマネタイズ)を持ってやる場合。

①ファンを増やしたい!

②自分自身や自分の商品、サービスに興味を持つ多くのまだ会ってもいない人に情報(投稿)を表示させたい!

ってことっすよね、多分多くの人が。

んで結局1:1をN回繰り返すとどうなるかというと、

◾️まず何よりいいねやコメントを返された側が嬉しい気持ちになる
(ファン化が加速する)
◾️SNSのアルゴリズムで様々な1:1を行なっている相手に自分の投稿が表示されやすくなる。
◾️コメント欄などで1:1のやり取りを見ている他のユーザーが興味を持ってくれる(フォロワー予備軍)。
◾️X(旧twitter)はリプもTLに表示されるからインプも上がる

、などなどまだまだありますが。

てな感じ。

要はさ、

1:1をN回繰り返すを繰り返すことにより

自分の投稿が表示される確率を増やしていける

ということっすよ。

だってフォロワー1万人の人が何か投稿しても1万人全員に表示されるわけではなく、各SNSのアルゴリズム次第で表示させる相手やタイミングが決まるわけだし。

特に上の2つがとても大切で。

2番目のSNSのアルゴリズムはそれぞれのSNSによって違うけど、結構このアルゴリズムを組んで来るSNSは多いと思います。

そしてこれらを全部やるとしても結構地味で大変で。

何かコメント返したりするのもスピード感があった方が相手は嬉しいし。

でもね。

意外とフォロワー数多い人(質が高いフォロワー(ファン)が多い人ほどこのように地道で真面目に運用してる人多いと思います!

要は1:1をN回繰り返すことで自分のファンを増やしていこうぜー!ってことで。

んでファンが増えることによって的確に投稿が表示されファン化も加速するぜ、ということ。

そうしてブランディングやマネタイズに導く。

逆に言えば1:Nという冷たい関係ではなく、ちゃんと一人一人のフォロワーと向かい合おうね、ってことかな。

もっといえば

「もっとファンになってほしい、もしくはもっとお近づきになりたい!
というのであればとことんSNS上で絡みに行け!

てこと。

まあさ、特にSNSをビジネスとして運用するのであれば、いくらバズりようが拡散しようがいいねもらおうがファンでもないし興味もない人たちに投稿が表示されたところでねえ。。

結局最終的なKPI(マネタイズなのかブランディングなのかはそれぞれね)が達成しない限り作業自体もただの時間の無駄よ無駄。

オネスティマーケティングにも通じる

この「1:1をN回繰り返す」という手法は結構前になりますが資生堂が行ったマーケティング方法に似ていると思います。

当時Twitterなどで自社の商品に対してユーザーからマイナスな投稿があった場合、多くの会社はスルー(シカト)するか最悪削除してしまったりした時代がありました。

そんな中、資生堂が行ったオネスティマーケティングと言われた方法は、そのようなネガティブな投稿に対して真摯にお詫びと共に改善してほしい点などを1つ1つ丁寧にSNS上のコメント欄やDMなどで対応したんです。

1つ1つですよ。

これ、よく考えたらフォロワー数もそうですしかなり時間もかかり大変なこと。

でもこの手法を行うことにより、その真摯な対応に対してユーザーは感銘し、既存のファンだけでなくアンチでさえもファン化することに成功したんです。

そして副産物として何が良かったって、

「リアルなお客様の意見をマーケティング出来た!」

てこと。

発売前や発売後のアンケートなどでは書いてくれないような商品に対する生々しい意見を取ることができ、それを元に商品改良や新商品開発を行うことができたんですよね。

その時資生堂の売り上げはあまり芳しくなく、でもこのようなきちんと1:1をN回繰り返したことによりV字回復した、とも言われています。

このような事例もあり、最近ではクレーム的なコメントにも企業達はきちんと対応することがいいことである、という流れにもなったと思います。

最後に

昔でいうインフルエンサーがすごいという時代は終わり。

少ない人数(フォロワー)だとしてもいかにそのコアファンたちにもっともっとコアファンになってもらうか、がクッソ大事で。

フォロワーが多い人がすごいのではなく、そのフォロワーたちの中にいかにコアファンが多くいるということが大事。

要はフォロワー数が少なくともコアファンだらけであれば良し。

最近ではトリドリマーケティングさんなんかはメガインフルエンサーとマイクロインフルエンサーという切り分けでのビジネスモデルを作りました。

そう。

フォロワー数やいいねの数で判断する時代は終わったんだよね。

いいねやフォロワー数が少なくとも結局はSNSを通じてマネタイズやブランディングが結果として出ていればいいじゃないっすか。

前半に書いた通り結局SNSをビジネスで使う理由って

①ファンを増やしたい!

②自分自身や自分の商品、サービスに興味を持つ多くのまだ会ってもいない人に情報(投稿)を表示させたい!

でしょ?

フォロワー数が多くてもいいねが多くてもマネタイズできてなきゃ意味ねーじゃん。

でもここで判断する人が多いよね。。

結局はマネタイズでいてればいいんじゃね、ってこと。

それなー。

次回は実際にクライアントにも伝えている実践編をちょい出しですが書きまーす。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です